「沿志奏逢」

考えても始まらないのでとりあえずなんか始めてみる。
最近聴いたCDの中では未だにダントツに聴いているきゅうりこと「沿志奏逢」について。
初聴きってのはかなり大事。
最近は、どうでもいいけどちょっと気になるCDはレンタルですませてしまっているので、
なんか安っぽい音楽として僕の中に整理されていく。
あとは聴くときのテンションとか状況にかなり左右される。

この「沿志奏逢」発売週、僕は出張実験で関西のO大学にいて、
朝は9時から、休憩を挟みつつ夜遅くまで実験をやっていた。
サービス残業してる社会人のような生活。しかし金はもらえない(笑)

ここで僕のやってる実験についてイメージしてみよう。
「Q」でミスチルがかぶっているあれを大きくして、八方に窓がついている感じの容器がある。
その周りに総計10枚ほどの、数cm径のミラー群が配置される。
緑色のレーザーがそのミラーで折り返されて容器の中に打ち込まれる。
容器の中で散乱した光をミラーで受光装置に導き、検出する。
それらの装置の調整はμmの小ささで制御されなければならない。

実験の何が大変かというと、1週間という短い期間に、移動、実験装置搬入、装置の配置、調整、これで2日かかる。
装置くずし、搬出を考えると、3日くらいで求める結果を出さないといけない。
で、世界で誰もやってない領域での実験のため、なかなかそう考えてる通りにはいかないわけです。